働くひとたちWorkers

酪農っていいな
〜先輩に聞く、酪農ヘルパーの魅力〜

花里有季さん2020年入組/網走市酪農ヘルパー利用組合所属

Interview 01

わたしを成長へと導くオホーツクの自然。

挑戦の日々はかけがえのない財産

花里有季さん
牧場で働く夢を叶えるために
北海道へ移住

北海道の酪農体験ツアーに参加したとき、大自然の中ですくすくと育つ牛と、ひたむきに命と向き合う酪農家の姿を目の当たりにしたわたしは、ここでなら小さい頃から憧れていた牧場で働くことができると確信。すぐに地元神奈川から北海道への移住を決意しました。とはいえ、未経験者のわたしにとって酪農は未知の世界。どうしたら酪農に携わることができるのかもわからない……。そんなときに出会ったのが「酪農ヘルパー」という仕事でした。

牧場で働く夢を叶えるために北海道へ移住
先入観なく吸収できるのは
未経験者の強み

ゼロベースだからこそなんでも吸収できることは未経験者ならではの強み。先輩ヘルパーをはじめ、酪農家さんのみなさんもとてもあたたかく、丁寧にわかりやすく仕事を教えてくれます。心がけているのは常にメモを取り、わからないことはすぐに聞くこと。経験の差は努力とやる気で補っています。お世話になった方々への恩返しのためにも1日も早く一人前のヘルパーになることが今後の目標。夢を叶えた今、毎日がとっても充実しています!

先入観なく吸収できるのは未経験者の強み
ある日のスケジュール(朝シフト)
ある日のスケジュール(朝シフト)

大河原祐樹さん2013年入組/佐呂間町酪農ヘルパー利用組合所属

Interview 02

30代からの挑戦を支えてくれた仲間たち。

今度は自分がサポートする側に

大河原祐樹さん
失敗を乗り越え、
迎えた8年目

札幌で酪農とは全く無縁の仕事に就いていたわたしも、気がついたら中堅と呼ばれる立場になりました。ここまでやってこられたのは、イチから教えてくれた先輩と仲間たちのおかげです。動物のことがよくわからなかったため、最初は失敗もありました。脚が悪い牛のための器具を外さずに帰ってしまったり、機械のトラブルに対処できなかったり……。落ち込んだこともありましたが相談できる仲間と居心地の良い職場環境のおかげで前を向くことができました。

失敗を乗り越え、迎えた8年目
牛は大切な
ビジネスパートナー

8年目を迎えた今、牛の体調の変化や搾乳を終えるタイミングなど、微妙な変化にも気付くことができるようになりました。酪農家さんの大切な財産でもある牛を預かることは責任重大。そこに真摯に向き合うことで信頼関係が生まれます。そんなわたしにとって牛は大切なビジネスパートナー。牛たちが健康な毎日を送れるよう、技術や知識をさらに身につけていきたいです。また、仲間に助けられたように、今度は自分がサポートしてあげられる存在でありたいと思います。

牛は大切なビジネスパートナー
ある日のスケジュール
ある日のスケジュール

佐藤武雅さん牧場主

Interview 03

休みを取っても

牛たちがいつもと同じ日常を過ごせることに感謝

佐藤武雅さん
ベテランも新人も
頼りになる存在

酪農ヘルパーにはベテランさんから新人さんまでいろいろなタイプの方がいますが、共通するのは責任を持って仕事に取り組む姿勢。積極的にメモを取り、遠慮なく質問してくれる姿にいつも感心させられます。牛の世話や牛舎の管理は牧場ごとに異なるため、申し送りの際はわかりやすく伝えることを心がけています。経験豊富なヘルパーさんの場合、牛たちもわたしの不在に気付いていないんじゃないかと思うほど、リラックスしているのがわかります。

ベテランも新人も頼りになる存在
共に支え合うことでオホーツク
の酪農を支えていきたい

酪農には休みがないことが定説でしたが、今は酪農ヘルパーさんのおかげで休日を取ることができています。高齢化から離農する人も多いなか、新たな担い手としてわたしたちを支えてくれる彼らはオホーツクの酪農を支える仲間。生き物相手の仕事は大変な面もありますが、ヘルパーさんたちの頑張る姿を見ると見習うこともたくさんあります。未経験でも酪農の仕事を理解し、一生懸命取り組んでいる方も多く、本当に頼りにしています。

共に支え合うことでオホーツクの酪農を支えていきたい

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